ジェンツー、アメリカ生活は踊る

知的障害のある娘とのアメリカ生活

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初めてのプリスクール

この春から年長さんにあたる娘のニーナ

日本では療育園に通っていましたが、

渡米して初めてプリスクールへ登園しました。

 

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アメリカではプリスクールは基本的に私立で、

通うには結構な費用がかかります。

学区によっても違いますが、

午前と午後の2部制になっていて片方だけの登園だったり、

特定の曜日だけ通ったりと様々です。

 

 

ニーナが通うのは公立のプリスクールで、

障害を持つ子が生徒の半数をしめています。

 

ハンデがあると判定された子は無料で通うことが出来ます。

ニーナはここに通いながら言語聴覚士さんや行動療法士さんからテストを受けて

どんな支援が必要なのかを判定するIEPの診断を受けます。

 

 

家が決まる前の早い段階から学校関係者にメールしたり

夫が直接で向いたりして密な連絡をとっていたので、

とてもスムーズに登園を開始することが出来ました。

 

初登園は来日6日目。

 

ニーナは毎日「あした、ようちえん」と言って

日本で通っていた療育園を恋しがって泣いていました。

 

 

ニーナは午後の2時間半のクラスで、

スクールバスに乗って登園することが決まりました。

 

夫も心配して、初日は家の車で送迎することにしました。

 

大きなプレスクールで、おそらく100人は居そうです。

園庭とは思えないほど広くて遊具が沢山ある庭もあり、

規模の大きさに圧倒されました。

 

事前にメールやウェブ会議で顔を合わせていた先生が出迎えてくれました。

 

 

挨拶を交わしていると、

なんとニーナが自分から先生にハグしに行きました!

 

一応、「幼稚園みたいなところに行くよ。先生とお友達がいるよ」と説明はしましたが、

どこまで通じているのかは分かりません。

 

それでもなお積極的な姿勢に私たち夫婦は感動!

 

 

ニーナはこれまであちこちの療育教室などを体験してきました。

あちこち新しいところに連れ回しすぎたと反省の気持ちもありましたがか、

これまで行ったどの教室でも先生たちが優しくしてくださったおかげで

こうした大人が自分の味方だとすぐ理解できるようになったんだと思います。

 

 

そこからは先生の手に引かれ、教室の中に入っていきました。

 

何度かこちらを振り返ったものの、立ち止まる様子はありません。

 

その姿に私たち夫婦はほっと胸をなでおろしました。

 

 

その2時間半の間にアメリカの住民登録?である

ソーシャルセキュリティーナンバーを取ろうと思ったのですが、

入国から10日たたないと取得できないとのことで断念。

 

 

プリスクールへお迎えに行きました。

 

先生に手を引かれて外へ出てきたニーナは、私たちを見ると笑顔になりました。

 

先生も「彼女はよくやっていたわ!」と言ってくれて、

簡単な挨拶をして別れました。

 

ニーナは園での様子を語ることが出来ませんが、

どうやら楽しかったようです。

 

帰宅してからは私にベッタリだったけど、

初めての場所で緊張しながらも頑張ってくれたんですね。

 

 

5月の半ばにはもう夏休みに入ってしまうので、

プリスクールに通えるのは3週間だけ。

ようやくリラックスして遊べるようになった頃に終わってしまいます。

 

日本の療育園が恋しくて仕方が無いニーナにとって

少しでも気が紛れるといいのですが。

 

 

でもこれでひとまず、アメリカの教育システムに乗ることが出来ました!