ジェンツー、アメリカ生活は踊る

知的障害のある娘とのアメリカ生活

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療育園の親子遠足

通っている療育園のみんなで親子遠足の行事がありました
 
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◆ニーナの療育園

4歳の娘、ニーナは週5日・児童発達支援教室に通っています
 
時間形態としては幼稚園と同じ日中4時間保育
ひとクラス10人ほどに
担任・副担任+補助の先生1~2人という手厚い体制
しかも、先生たちの多くが臨床心理士さんや言語聴覚士さんなどの専門家!
 
これまで見学を含めて8か所の児童発達支援教室に行きましたが
こんなに専門家が沢山いるのはニーナが通う園と
同じ系列園の2か所だけ
心理士さんや行動療法士さんと提携していても、
常駐している支援教室は少ないようです
 
 

鉄道博物館

ニーナの通う療育園の行事で、親子遠足へ行ってきました
 
場所は鉄道博物館
通っている子の7~8割が男の子で
電車好きの子が多いです
 
コロナの影響でここ数年は中止になったり近所の公園だったりしましたが
ようやく電車で出かける距離のおでかけになりました
 

◆現地集合・現地解散

遠足とはいえ、現地集合・現地解散です
通園距離が広いのと、
公共交通機関が苦手な子もいるからですね
 
目的地の鉄道博物館は駅から降りてすぐの場所でしたが、
我が家から行くと遠回りになってしまう路線だったため
近くの別路線の駅から15~20分ほど歩いて行きました
 
ニーナは家の外に出るときは素直に手をつないでくれて
突然走り出したりすることがないので
その点はとても助かっています
 
道の途中で立ち止まって花壇のお花を眺めたり
お気に入りのぬいぐるみを歩かせようとするなど
多少の道草は食いますが、かわいいものです
 
帰りも同じ道を歩きました
流石に疲れて電車で寝てしまいましたが、
駅から自宅までは歩いてくれて助かりました
 
 

◆知らない場所にいつもの顔ぶれ

朝「今日は おでかけ」と声をかけて、
いつも通園に使う自転車には乗らずに徒歩で出発
 
でも、背中にはいつもの通園リュック
 
電車に乗り、知らない道を歩き、知らない場所に到着
 
でも、いつもの先生たち、いつものお友達たち
 
この、「いつもと違うのに、いつもと同じ」という状況に混乱したのか、
ニーナはずっとご機嫌斜めでした
電車にさほど興味がないせいもあると思うけれど
 
家族で急に初めての場所に出かけるのは平気だし、
園のお友達数人と公園に遊びに行った時も大丈夫でしたが、
先生たちも全員いるというのが違和感だったのかもしれませんね笑
 
早起きして作ったお弁当は、一口も食べませんでした
まぁ、私の中で子供への食事提供は「お供え物」だと思っているので
食べても食べなくても凹むことはありません
 
帰ったらたくさん食べてくれればいいのです
 
 

◆ちいさなボーイフレンド

同じクラスにいるとてもフレンドリーな男の子
ニーナのことが大好きで、毎日ハグしたり手をつないで遊んでくれているようです
 
この日もニーナを見つけると駆け寄ってきて、
さっと手をつなぐとママたちを振り切るように走って行きました笑
 
機嫌が悪かったニーナはちょっと強引に引っ張られることに最初は抵抗しつつも、
いつの間にか笑顔で一緒に駆け回っていました
 
ニーナはまだお友達と共同で何かを遊ぶことが難しいのですが、
その男の子と親しくなってからは他のお友達にも自分から手をつなぎに行ったり、
顔を見合わせてニコニコ楽しそうにすることが増えました
 
ニーナにとってはちょっと強引なくらい積極的にかかわってくれる子がることが
社交性の成長につながっているようです
 
ただし、「イヤな時はイヤだと言いなさい」と伝えています
私の説明を理解できているかは分かりませんが、
本当に嫌な時は押し返したり逃げたりして拒否ができているようです
 
 

◆パパの参加率

平日の行事でしたが、パパたちの参加率が非常に高くて驚きました
 
兄弟がいる関係で欠席した家族もいましたが、
当日参加していたクラスメイトのうち
パパが不在だったのは我が家だけでした
 
近年父親業に積極的なパパが増えたとは思っていましたが、
こんなにも協力的なパパがいて驚きました
 
「一説によると自閉症の子供を持つ夫婦の離婚率は80%!」
なんて一文をネットで見たことがあります
情報の出所がよくわからないのでウソかホントかは分かりませんが、
この園に通う子の両親はとても熱心な方が多いようです
 
うちの夫は仕事のため参加しませんでしたが、
そのあいだ頑張って働いてくれているわけなので、
もちろん感謝しています
 
 

◆学んだこと

この日は、事前予告が足りなかったなと反省
 
ニーナは出かけ先やスケジュールを予告しなくてもさほど気にならない方ですが、
お出かけをするときは玄関で「おさんぽ」「おでかけ」「おかいもの」と声をかけるようにしています
毎日の通園も出発準備中に「幼稚園に 行きます」と声をかけています
 
つい、いつも通り「おでかけ 行くよー」と軽く声をかけて出発したのですが、
「おともだちとあそぶよ」「〇〇先生もいるよ」と
もう少し説明しておけばよかったかも
 
起こる事象は変わらなくても、事前予告がある無しでは
大人だって感じ方が全然違いますよね
 
近場のつもりでいつも通りでかけたら高級フレンチに連れていかれた、
2人で会うと思っていったら他にも友達がいた、など
事前にわかっていれば何の問題もないことでも、
想定と違うとモヤモヤする気持ちはよくわかります
 
 
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機関車とニーナ
 
その日に撮った写真や動画を夜寝る前に見せたところ、
とても嬉しそうにニコニコ見ていました
 
その場にいるときは困惑していたけど、
ちゃんと楽しくもあったようです
 
写真などで自分が笑っている顔を見て
客観的になると分かることもありますね
 
私とニーナだけでは行くことがなかった場所なので、
今回いけてよかったと思いました