海外移住計画と療育ブログ

知的障害のある娘を連れて、どうやらアメリカに行くらしい

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子供の成長と親のサポート:療育園での朝のお仕度

我が家の4才の娘ニーナは知的の発達がゆっくりで

1日4時間、週5日で療育園に通っています

 

園から規定以上の距離に住んでいる子は

バス通園をしていますが、

我が家はギリギリ規定距離の内側だったため

毎日自転車で送迎しています

 

バス組以外は園に到着して

玄関で先生に渡してはいお終い

ではありません

 

到着から朝のお仕度の一連の様子をお話しようと思います

 

 

 

 

体温測定

園の駐輪場に自転車を止めて子供を降ろし

リュックを持って玄関に向かいます

 

玄関には先生が一人立っていて

体温測定をしてもらいます

 

毎朝自宅で体温を測って連絡帳に記載するのですが

コロナが流行してからは

玄関に入る前にも体温チェックされるようになりました

 

靴を履き替える

体温チェックをして玄関に入ると

お風呂用の低いイスが並んでおり、

そこで上履きに履き替えます

 

・椅子に座る

・靴を脱ぐ

・抜いた靴を持って下駄箱へ行く

・下駄箱の扉を開ける

・下駄箱で靴と上履きを交換する

・下駄箱の扉を閉める

・椅子に座る

・上履きを履く

 

一口に「上履きを履き替える」といっても

細かく見ると意外に工程が多いですね

 

年少さんで入園したばかりの時は

一つ一つの行動がとにかくゆっくり

 

イスに座った後に「休憩する」という

大人には無駄にも思える工程が挟まったり、

椅子の位置にこだわったり、

大人や子供が出入りする様子を眺めるのに夢中になってしまったり、

靴を履き替えるだけで10分ほどかかっていました

 

私が急かしたりやってあげれば

1~2分で終わったかもしれませんが

できるだけ本人に任せて見守りし続けた結果、

いまではスムーズに履き替えてくれるようになりました

 

下駄箱前のスペースが少し狭くなっていて

一番奥の下駄箱を割り当てられているニーナは

混雑していると順番待ちになってしまうのですが、

他の子供や大人の様子を観察して

自分でタイミングを判断できるようになりました

 

椅子の位置へのこだわりも

他の子が座っていたら諦めて別の場所に座ってくれます

 

ごあいさつ

靴を履き替えたら玄関にある事務の窓口で

出席確認の朝のご挨拶をします

 

・おはようございます →おはようございます

・お名前なんですか? →〇〇 〇〇です

・なに組さんですか? →△△組です

・いってらっしゃい →いってきます

 

ニーナが通い始めた3才2カ月のころは

いまよりもっと発語が少なく、

名前は言えませんでした

 

家では「おはよう」と言えても

外では緊張するようで

発語することはほとんどありませんでした

 

それでも毎朝毎朝ごあいさつを繰り返しているうちに

リラックスしている家の中で

一連のやり取りをできるようになりました

 

いまでも園では声に出せたり出せなかったりですが

家では先生のセリフと自分のセリフ両方を

言えるようになりました

 

「いってらっしゃい」に対して「いってきます」と

別の挨拶になるのは難しいようで

先生の「いってらっしゃい」に「いってらったー」と

返しているのはご愛敬

挨拶を返す気持ちがあることが花丸です

 

 

教室に入る

教室に到着するとドアをノックをして教室に入室します

 

担任の先生が来て子供と目線の高さを合わせ

「おはようございます」と挨拶を交わします

 

親と健康状態について簡単に確認して

そこで引き渡し完了となります

 

 

が、それは年中さんクラスになってからの話で、

年少さんの時はもっとママの補助が必要でした。

 

教室に入ってからの子供たちのお仕度の流れもご紹介します

 

 

荷物のおかたづけ

教室に入るとまずリュックをテーブルに降ろして

中に入っているものを所定の場所にセッティングします

 

・連絡帳

・連絡帳ケース

・歯ブラシ+歯磨きコップ+口拭きタオル

・歯磨きセットの巾着

・ハンドタオル

・オムツ

・オムツ用ゴミ袋

 

これらを所定の場所にセッティングして、

空になったリュックと上着を自分のロッカーにしまいます

 

年少さんのころは親がお手伝いします

 

これが慣れるまではとにかく時間がかかりました

ニーナは朝ボーっとしていることが多く

1つやってはボーっとしての繰り返し

 

できるだけ最小限の声掛けにしたくても

コップを持ったままなかなか置かなかったりと

ついイライラしてしまいがち

 

それでもニーナは「自分でやりたい」という

自立心がある方だったため

あまり手を出しすぎると怒るようになったので

年少の冬には私は後ろでただ見守るだけになっていました

 

ママに手伝ってもらっている子より

動きは明らかにゆっくりでしたが

1つ1つは自分で出来ていたので見守りを続けました

 

年末だったか、明けてからだったか

「ニーナちゃんは一人で出来るので、

 お母さんはもうお手伝いしなくて大丈夫ですよ」

と先生から声をかけてもらい、

本当にホッとしました

 

 

トイレ

リュックをしまったら次はおトイレです

クラスの8割くらいがオムツ利用のため

教室には子供用のトイレが2つ付いていました

 

トイレの前の小さなベンチに並んで座り、

カゴに脱いだ靴やズボンなどを入れて

便器に座ってトイレトレーニン

 

園では朝、給食前、帰宅前の3回

トイレに座る時間を設けてくれています

 

ニーナはまだオムツですが

おかげでトイレに座ることへの抵抗は全くありません

 

寒いと親も子供もやる気がそがれるので

また暖かくなったら自宅でもトイレトレーニングを再開します

 

 

手を洗う

トイレに座って再びオムツやズボンを履いて身支度が出来たら

水道でせっけんを使って手を洗って

先ほどタオル掛けにセッティングしたタオルで手を拭きます

 

これでようやく朝のお仕度完了です

 

 

所用時間

園に到着してから出るまでの私の滞在時間は

最短でだいたい5~10分程度です

 

玄関の混雑だったり、

挨拶の順番待ちをしたり、

ご機嫌が悪い日であったとしても

おおよそ15分あれば完了します

 

そのあとは特に予定がなければ

他のママさんと少し立ち話をしたり

教室でお仕度する姿を廊下から見学したりするので

もう少し滞在時間は長かったりします

 

 

お仕度の手伝いをしていた年少さんのころは

見学やおしゃべり無しで

到着から退出まで20~30分はかかっていました

 

ニーナは特にのんびりしていたのと

私自身も急かさず待ってしまったので

余計に長くかかっていたのかもしれません

 

 

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所用時間や成長の様子はあくまでニーナの物で

年少さんでもテキパキしている子もいれば

年長さんでも先生のお手伝いが必要な子もいます

 

それでもみんな1年前より確実に成長しているな~!と感じます

 

きっと、やればできることが沢山あるんです

家だとつい全部やってあげてしまったり

片付けの練習の機会を与えられていないのですが

もっと子供を信じて一緒に練習する習慣をつけたいものです